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NTT-ME、「NeoMobile」でPDAを利用したIP電話実験サービス
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トライアルコース詳細
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NTT-MEは、駅やコンビニなどのホットスポットで利用できる無線LAN接続実験サービス「NeoMobile(ネオモバイル)」において、PDA端末でのVoIP実験サービス「NeoMobile IP電話トライアル」を10月23日から12月中にかけて実施する。500名程度のモニターが募集され、応募期間は10月21日~11月下旬。
今回発表された「NeoMobile IP電話トライアル」は、Pocket PC搭載のPDA、もしくは同社が「NeoMobile」モニターに貸し出している日立製Windows CE .NET搭載PDAから無線LAN経由で、IP電話サービスが利用できるというもの。東武鉄道や相模鉄道の駅、コンビニエンスストアのam/pmなど、「NeoMobile」のサービスエリアで利用可能。ただし、同サービスと相互接続しているNTT-BPの「無線LAN倶楽部」のサービスエリアでは、IP電話サービスは利用できない。月額基本料や通話料は無料となるが、PDA本体のバッテリーなどを理由に、連続通話時間が1回につき、最大60分までとなっている。
今回の実験サービスでは、利用するPDAによって、2つのトライアルコースが用意されており、Pocket PC搭載PDAで利用できる「HP(ヒューレット・パッカード)コース」は、携帯電話・PHS、固定電話への発着信が可能。携帯電話や固定電話からPDAへ発信する際には、用意された番号へダイヤルし、音声ガイダンスに従って、PDA端末に割り当てられたIP電話番号を押すことで通話できる。
このほか、「03」「04x」からはじまる首都圏の固定電話(「0120」を含む)や、同サービスを利用しているPDA間での発着信が可能。また端末には「850」ではじまる8ケタの専用番号が電話番号として割り当てられる。通話に必要な専用アプリケーションは「NeoMobile」のWebサイトで無償配布される。
「HPコース」での通話は、連続通話時間が最大60分のほか、通話料が最大2000円までと制限が設けられ、プリペイド形式の実験も兼ねている。なお、通話料金は固定電話への発信が3分10円、携帯電話への通話が1分25円、PHSへの通話が1分15円で算定される。
NTT-MEでは、コンパック製PDA「iPAQ H3800/H3900」シリーズで動作確認しており、11月上旬からは「NeoMobile」モニター登録者を対象に、同社サイトにおいて、PCカード拡張ジャケットおよび無線LANカードが同梱された「iPAQ H3850/H3950」をキャンペーン価格で販売する。価格は「iPAQ H3850」が5万8800円(送料込、税別)、「iPAQ H3950」が6万5000円(送料込、税別)。同キャンペーンで購入する際に「IP電話トライアル」を申し込むと、通常2000円分で提供される通話料金が、5000円分まで利用できるようになる。
また、既存のNeoMobileモニターで、日立製PDA「NPD-10JWL」を利用しているユーザー向けに提供される「日立コース」では、携帯電話・PHSへの発信、および携帯電話や固定電話からの着信は利用できないが、「HPコース」と同様に首都圏の固定電話や、「IP電話トライアル」を利用しているPDA間での発着信が可能。「810」からはじまる専用番号が割り当てられる。
今回「IP電話トライアル」を発表するにあたり、同社は記者会見を開催し、「携帯電話や無線LANを統合したようなサービスを目指す」としたほか、NTTグループが提供、または予定している同様の無線IP電話サービスについては「試験は個別に行なっているが、商用化の際には相互接続できる形で提供する」という。
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iPAQ H3950
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NPD-10JWL
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・ ニュースリリース
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2002/nws021021.htm
・ コンパック、XScale搭載の「iPAQ Pocket PC H3900」シリーズ
・ 日立、無線LAN内蔵でWindows CE .NET搭載の業務用PDA
(関口 聖)
2002/10/21 18:24
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