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「NPD-10JWL」は、OSに最新の組込機器向けOS「Windows CE .NET」を採用し、無線LAN機能を内蔵したPDA。ディスプレイには3.5インチ（240×320ドット）、６万5536色表示のフロントライト式反射型TFT液晶を採用するほか、CPUには、XScaleアーキテクチャを採用したインテル製のPXA250 400MHzを搭載。通信環境として、現在急速に普及が進んでいる無線LAN（IEEE 802.11b）を標準で搭載し、無線LAN環境を構築したオフィスやホットスポットなどで最大11Mbpsのインターネット接続ができる。 メモリは、OSを格納するフラッシュメモリとRAMを32MBずつ内蔵している。一般的なPDAによく見られるボタンなどは本体表面には設けられておらず、本体側面にスクロールや項目の選択操作ができるダイヤルと、前のメニューに戻る操作を行なえるBackボタンを備えている。
大きさは77×108×17.8mmで、重さは電池込みで約160g。バッテリーにはリチウムイオン電池が採用されており、駆動時間は10時間を目標にチューンナップされているという。 ソフトウェアは、Internet ExplorerやWindows Media Player、Windows Messenger、受信トレイ、ActiveSyncといったPocket PCでもおなじみのものが標準搭載されている。 オプションとして、CFカードスロットやPCカードスロットを備えた拡張アダプタも用意される。CFカードスロットアダプタには、本体に内蔵しているものとほぼ同容量のバッテリーも搭載されている。いずれも本体と同時期に出荷される予定だが、価格については未定となっている。 パッケージには、マイクを内蔵した専用イヤホンも同梱される予定で、音楽プレーヤーとして利用できる。なお、同製品はPocket PCとは異なり、Windows CEに準拠したAPIで記述されたプログラムは動作するが、Pocket PC専用のソフトは動作しない。 同社Net-PDAベンチャーカンパニーの松岡繁氏は、プレゼンテーション中に、Windows CE .NETをOSとして採用した理由について、「法人向けのソリューションを前提としたため、カスタマイズ性の高いWindows CE .NETを選んだ」としている。
・ 日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/ 【お詫びと訂正】 当初、付属のマイク付イヤホンでWindows Messengerによるボイスチャットが可能な旨を記述しておりましたが、発表時から出荷時までのメーカー側の仕様変更により、現在同機能は搭載されておりません。該当部分を削除するとともに、読者の皆様にお詫び申し上げます。 （伊藤 大地） 2002/02/19 17:28 | |||||||||||||||||||
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