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【mobidec 2005】
MCFが見る携帯コンテンツの現状と今後
モバイル・コンテンツ・フォーラム事務局長の岸原 孝昌氏
「ケータイアクティブユーザー詳細分析報告書」を引用した分析。定額制や番号ポータビリティがコンテンツに与える影響が数値化されている
モバイル・コンテンツ・フォーラム事務局長の岸原 孝昌氏による講演では、インプレスと発刊した「ケータイ白書 2006」の内容などから、携帯コンテンツの現状と、今後の動向が語られた。
3Gの普及、そして定額制の定着が携帯コンテンツに影響を与えるとした岸原氏は「auは既に定額制の成長期に入っているなど、キャリアによって動きは異なるが、全体として今年は3Gの普及期と言える。具体的な影響として、コンテンツ市場では、リッチ系や物販系が拡大している」とデータを示しながら指摘した。
また、7月発刊の「ケータイアクティブユーザー詳細分析報告書」に掲載されたロジット回帰分析を提示した岸原氏は、定額制の普及によって、リッチコンテンツや物販サービスだけではなく、ほぼ全てのジャンルのコンテンツに対して、その利用を促進する影響があると説明。「着うたは利用率がかなり高くなるが、一方、着信メロディでは影響はほぼないレベル」と語った。
また番号ポータビリティの影響としては、「利用するかどうか不明、とするユーザーはまだ数多く存在する。今後、その意向がどうなるか固まっていくだろうが、ロジット回帰分析の結果では、全てのコンテンツに対してマイナスの影響がある。これは、番号は持ち運べてもコンテンツは異なる、ということだが、これまでは公式メニューの順番で、ビジネスチャンスが左右されていたことに対して、新たな市場が生まれると見ることもできる」と分析し、番号ポータビリティによって一時的にはマイナスのインパクトがあるものの、新たなビジネスチャンスになり得るとの見方を示した。
定額制によってリッチコンテンツや物販系が拡大している
番号ポータビリティに対する意向、「わからない」とするユーザーは依然として多い
「メディアストレージ型」というモデルを提案しているという
このほか、岸原氏は著作権料支払いの新モデルについてもJASRACなどと交渉を行なっていることを明らかにした。同氏は「これまでは、著作権を管理しやすいが、多人数接続にはサーバーへの負荷が高いストリーム型、多人数接続には強いが、著作権が管理しにくいダウンロード型という形しか存在しなかったが、携帯では期間限定コンテンツを実現できる。そこでメディアストレージ型というモデルを提案している。これによりプッシュ配信も可能になり、メールでコンテンツを拡げることもできる一方、期日がくれば利用できないという形も可能だ」と述べ、より柔軟なサービスモデルの実現に期待感を示した。
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URL
MCF
http://www.mcf.to/
mobidec 2005
http://www.mobidec.jp/
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(関口 聖)
2005/11/29 17:48
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