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モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、サーベイリサーチセンターと協力して、携帯ユーザーの動向を調査した「ケータイアクティブユーザー詳細分析報告書」を発売した。価格は52,500円。
今回発表された「ケータイアクティブユーザー詳細分析報告書」は、携帯電話ユーザーのコンテンツ利用動向と、機種変更の頻度や定額制利用動向の関連を調査したレポート。調査方法はサーベイリサーチセンターによる携帯電話を通したユーザーアンケート調査で、有効回答数は1,007人。男女比は男性が48.8%、女性が51.2%。
定額制ユーザーと非定額制ユーザーのコンテンツ利用動向を見ると、定額制ユーザーの方が有料コンテンツの支出額が358円多く、利用率も12.64%高い。利用が増加しているコンテンツとしては、着うたや着うたフル、動画コンテンツが挙げられており、パケット通信量が大きいコンテンツの利用が進んでいる実態が明らかにされている。また、有料サイトの利用数については、定額制ユーザーは非定額制ユーザーの1.8倍で、いわゆる一般無料サイトの利用数では2.8倍となっている。
同調査では、機種変更およびキャリア変更の頻度についても設問が用意されている。携帯電話を持ってから現在までに機種変更を行なった回数の標準偏差は2.55回、キャリア変更の回数の標準偏差は1.06回となり、標準偏差の倍程度、機種変更・キャリア変更をしているユーザーを高頻度ユーザーと定義づけている。
よく機種変更をするユーザーとしないユーザーを比較した場合では、コンテンツの利用率は高頻度ユーザーのほうが6%高く、支出額も150円多い。また、キャリアごと変更した場合は、変更回数が多いユーザーほどコンテンツ利用が減少するという。MCFでは、「キャリア変更時にコンテンツ契約が全て強制解約される課金モデルが影響しているのではないか。またキャリア変更後の再会員化が進んでいないことも原因」と分析している。
■ URL
プレスリリース(PDF形式)
http://www.mcf.to/press/images/20050720_Mobile_user_research.pdf
(関口 聖)
2005/07/21 12:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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