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■ D252iやドコモの各サービスを紹介 NTTドコモのブースでは、9月2日に発表された三菱電機製のカメラ付きiモード端末「D252i」が参考出品として登場、開発段階の端末に触れることができた。D252iは、記録画素数31万画素のスーパーCCDハニカムを搭載した三菱電機製のiモード端末。端末の外観はD505iのデザインが踏襲されているが、D505iのようなヒンジ部から回転する方式のカメラ機構ではなく、固定された状態となっている。なお、スタッフによれば、D252iの発売時期は未定とのこと。価格も旧来のシリーズと大きな開きはない模様。
■ メロディコールをデモンストレーション 505iシリーズ発表時点に明らかにされたモデルは全て発売され、FOMA端末の発売も落ち着いた感のあるドコモだが、今回のブースでは、こうした端末ラインナップの展示のほかに、同社の行なうエンドユーザー向けのサービスや、ソリューションの展示にも、スポットが当てられていた。9月1日よりサービスが開始された「メロディコール」のコーナーでは、実際に電話をかけてサービスを体験することができた。 メロディコールは、ドコモの携帯電話同士で、電話かけた際の呼出音を音楽などに変更できるサービス。従来の携帯電話では電話をかけると、「プルルル」と呼び出し音が鳴るのみだったが、同サービスを利用すると、音楽や効果音などに呼出音を変更できるようになる。なお韓国では、「カラーリング」という名称で同様のサービスが行なわれている。 スタッフによれば、「メロディコールは現状、ドコモ端末同士でないと利用できないが、お隣の韓国では他キャリアや、固定電話でも同様のサービスが利用できる。」とコメント。今後、他キャリアへの対応や、メロディの充実などコンテンツを充実させていくとした。 また、カメラ関連のサービスでは、カメラ付き携帯電話で撮影した画像をプリントできるオムロンのキオスク端末「ケータイ撮即（さっそく）プリント」や、端末の赤外線通信機能を使ってインスタントカメラ「チェキ」のフィルムにプリントできる富士写真フイルムのデジタルプリンタ「NP-1」などを利用したプリントサービスの体験コーナーを設置。iショット端末をレンタルして会場内に設置された端末型のポスターを撮影していくオリエンテーリングのような企画なども実施された。
■ ブース内ステージで「WORLD CALL」の報道発表会 なおブースでは、当日発表された国際電話サービス「WORLD CALL」のサービス拡充についての報道発表も行なわれた。ステージには、ドコモの国際推進部 国際サービス担当部長の時田 隆氏が登場し、説明を行なった。今回のサービス拡充によって、ドコモのFOMAサービスと同様にW-CDMA方式で3Gサービスを提供する英ハチソン3GUKと、テレビ電話対応のFOMA端末で国際間のテレビ電話が可能となる。ハチソン3GUKとのテレビ電話通話料は10秒72円、音声通話の場合（昼間）は10秒40円となっている。 時田氏によれば、ハチソングループはオーストリアやスウェーデン、オーストラリア、イタリアなどでも3Gサービスを提供しており、今後香港でも提供が開始される見込みだという。ドコモでは今後順次対応する事業者を拡大するとしている。また、時田氏は、W-CDMA方式で3Gサービスを提供する事業者とは積極的に接続していきたいとコメントしており、ボーダフォングループなども視野に入っているという。 発表会では、ロンドンにいるスタッフとの間でデモンストレーションも行なわれた。デモンストレーションはブース内でも体験することができる。このほか複数台のFOMA端末でモバイルミーティングが可能なサービス「M-STAGEビジュアルネット」で、将来的には国外とのミーティングも可能になるとしており、広島、札幌、幕張、ロンドンの4地点でのモバイルミーティングのデモンストレーションも行なわれた。
■ ＵＲＬ WPC EXPO 2003 http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ ■ 関連記事 ・ ドコモ、カメラ付きiモード端末の新モデル「D252i」を開発 ・ オムロン、カメラ付き携帯向けプリントサービスを6月から本格スタート ・ 富士フイルム、赤外線を使った携帯向け小型プリンタ開発 ・ ドコモ、携帯の呼出音を音楽などに変更できる「メロディコール」 ・ ドコモ、FOMAで国際テレビ電話が可能に （津田 啓夢） 2003/09/17 19:17 | ||||||||||||||||||||||||||
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