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富士フイルム、赤外線を使った携帯向け小型プリンタ開発

開発中の「NP-1」(仮称)
 富士写真フイルムは、カメラ付き携帯で撮影した画像を赤外線通信機能を使って簡単にプリントできるデジタルプリンタ「NP-1」(仮称)を開発した。価格は現時点で未定だが、20,000円程度になる見込み。年度末にも発売される予定。

 「NP-1」は、カメラ付き携帯電話で撮影した画像を赤外線通信機能で送信して、手軽にプリントできる携帯電話向けデジタルプリンタ。同社のカードサイズ写真インスタントカメラ「チェキ」のフィルムを使用し、バッテリーもチェキと同様にリチウム電池「CR2」2本で動作する。どちらもコンビニエンスストアなどで購入可能。

 チェキのフィルムは元々、ISO800の高感度フィルムが採用されており、フィルムへの露光を行なう光量、つまり電力消費量が少なくて済む。このため、コンビニなどでも購入できるリチウム電池でも約100枚のプリントが可能となっているとのこと。プリンタに搭載されている「リプリントボタン」で、同じ写真を複数枚印刷することも可能で、明るさ調整機能なども利用できる。大きさは117.5×41.5×105.5mm(突起部除く)で、重さが250g(電池、フィルム除く)。

 なお、開発中の製品ということもあって、対応端末などは明らかにされていないが、504iS・505iシリーズでは動作確認が取れているという。撮影した画像を赤外線送信するまでの手間を省くために専用のアプリが用意され、撮影後すぐに赤外線送信が可能。開発段階の端末では、撮影してから5秒ほどでプリンタ側への送信が完了し、それから10秒程度で出力された。

 同社によれば、チェキのユーザーには20代の女性が多いという。今回のプリンタは、常に持ち歩くといった利用方法を想定しているのではなく、「たまに持ち歩く」といった使い方を考えているようだ。こうした利用方法はチェキの利用方法と同様のもので、仲間と集まったときのコミュニケーションツール、また、携帯電話に撮り貯めしておいた画像を自宅でプリントするなどの用途が考えられているという。このほか、一般のニーズ以外にも、カラオケボックスや飲食店などの人の集まる店舗などでの利用も想定されているとのこと。

 今回の製品について、同社インスタント写真部の中台薫氏は「プリントチャンスを逃さない」とアピール。また、電子映像事業部 開発部の羽田典久氏は、「コンテンツプロバイダが提供している画像のフレームサービスなどとの連携が可能で、さまざまな可能性がある」と製品への自信を覗かせた。「NP-1」は、7月16日から開催されるモバイルインターネットの展示会「WIRELESS JAPAN 2003」の富士写真フイルムのブースで体験できる。イベントでは、首から「NP-1」を下げたコンパニオンがプリントする楽しさをアピールするという。


手前側の黒い部分が赤外線。反対側からプリントが出力される大きさはチェキと同程度だが、重さはチェキよりも軽い印象 D505iで撮影したものをプリント。インスタントフィルムのため像が現われるまでには時間を要するが、「撮影」→「赤外線送信」→「出力」までがスピーディなため、待たされるといった印象はない


URL
  ニュースリリース
  http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1091.html


(津田 啓夢)
2003/07/09 21:53

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