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透過型スマートグラスの視界に正確にAR画像を重ねる技術、KDDI研究所が開発
（2016/3/29 11:00）
KDDI研究所は、透過型のスマートグラスの装着者の視線の先に遠隔で作成したAR画像を重ね合わせるソフトウェア「PITARI（PIctureless Transmissive Augmented
Reality Interface）」を開発した。
【PITARIの利用イメージ】
従来のソリューション（左）では見えている風景からズレて表示されるが、「PITARI」では正確に画像が重ね合わせられている
これまでにもスマートグラスを用いた遠隔サポートソリューションは存在していたが、スマートグラスに搭載されたカメラからの映像の上に指示する内容を重ね合わせるため、実際に装着者の目から見えている状況とズレて表示されるという課題があった。
KDDI研究所では、簡単な補正作業（キャリブレーション）で物体の奥行や位置を把握する技術を開発し、装着者の視界にぴったりと重ねて表示させることを可能にした。
同社によれば、PITARIは遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx」のオプション機能として提供される予定。
