1GBで790円～複数SIMや音声を自由に組み合わせ「Tikimo SIM」

　エヌディエスは、NTTドコモのLTE網に対応するMVNOの通信サービス「Tikimo SIM」の提供を開始した。同社のMVNOサービスをリニューアルする形となり、音声通話対応や複数SIMでの利用など、さまざまなバリエーションを自由に組み合わせられる内容になっている。「ZenFone 2」などの端末も販売する。

　「Tikimo SIM」のプランは、1枚のSIMカードのみで利用する「シングルプラン」と、最大3枚のSIMカードで通信容量をシェアする「シェアプラン」の大きく分けて2種類が用意される。

　例えばシングルプランでは1GBが月額790円（税抜、以下同）、シェアプランでは最大3枚のSIMカードでシェアできる3GBが月額1680円などとなっている。

　2種類のプランではいずれも、SIMカードごとに、オプション契約としてSMS対応（月額140円）や音声通話対応（月額700円）、留守番電話といった通話機能オプションを選択できる。音声通話対応にはSMSも含まれる。

　月間のデータ通信容量は、「バンドルクーポン」として、選択した容量が毎月付与される形。使わなかった分の翌月繰り越しにも対応している。容量超過時の通信速度は200kbps。シングルプランでは、バンドルクーポンがなく常時200kbpsのコースも用意されている。

プランとラインナップ

　「シングルプラン」のバンドルクーポンと価格のラインナップは、0GBが月額640円、1GB（月額790円）、3GB（月額900円）、5GB（月額1520円）、7GB（月額1990円）となっている。月間3GBのコース（オプション契約なし）のみ、1年分（1万800円）を一括で前払いすることもできる。

　最大3枚のSIMカードで容量をシェアする「シェアプラン」のバンドルクーポンと価格のラインナップは、3GB（月額1680円）、5GB（月額1990円）、7GB（月額2250円）、10GB（月額2560円）となっている。

　SMSの送信料は1回につき3～30円、通話料は30秒あたり20円。

初期費用、契約解除料

　初期費用として、契約事務手数料が3000円がかかる。複数のSIMカードを利用するシェアプランの場合、2枚目以降は1枚につきSIMカード追加手数料2300円がかかる。

　契約解除料は、最低利用期間内において、解約またはプラン変更、追加SIMカードの削除を行うと発生する。データまたはSMS対応SIMカードの場合、最低利用期間は3カ月で、期間内の契約解除料は2000円。通話機能SIMカードの場合、最低利用期間は12カ月で、期間内の契約解除料は「残月数×1000円」になる。

　SIMカードのサイズはMicroまたはNanoの2種類。MNPに対応。Webサイトでの受付となり、MNPの転入の場合は、SIMカードが届くまで利用できない期間がある。

　通信速度はNTTドコモのネットワークの仕様に準拠し、LTEでは下り最大225Mbps、上り最大50Mbps（理論値）となっている。

「ZenFone 2」なども販売

　SIMロックフリーのスマートフォンとモバイルWi-Fiルーターもラインナップされる。ASUS製の「ZenFone 2」（ZE551ML）はメモリ2GB、ストレージ32GBで、4色をラインナップし、価格は3万5800円。「ZenFone 5」（A500KL）はメモリ2GB、ストレージ8GBで2色をラインナップし、価格は2万5000円。モバイルWi-FiルーターはNECプラットフォームズ製の「AtermMR03LN」で、価格は2万3000円。

　端末代金の支払いは、ゆうちょかコンビニ振込みによる一括払い、または代金引換となっている。

7月以降に「Tiki 光コラボ」とセット割も

　同社は7月の「Tiki 光コラボ」開始以降に、キャンペーンも実施する。キャンペーンでは、「Tiki 光コラボ」とセットで利用する場合、「Tikimo SIM」の両プランの3GB以上のコースで月額200円が割り引かれる。