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ツートップの刈り取りにau参戦、「auにかえる割Plus」と下取り強化で

 KDDIは、指定の機種にMNPで転入すると、1万円のキャッシュバックなどの特典をプレゼントするキャンペーン「auにかえる割Plus」の対象機種に、「Galaxy S6 edge SCV31」と、6月11日に発売した「Xperia Z4 SOV31」の2機種を追加した。

「Galaxy S6 edge SCV31」
「Xperia Z4 SOV31」

 「auにかえる割Plus」の特典は、「カケホとデジラ」に加入の場合は1万円分のau WALLETポイントの付与、「LTEプラン」に加入の場合は月額934円の基本使用料が2年間無料になるというもの。

 店頭などでの案内によると、指定のプランに加入するなどし、MNPを利用すると、「Galaxy S6 edge SCV31」の実質価格は2万2680円、「Xperia Z4 SOV31」は1万800円と案内されている。

 これに「auにかえる割Plus」の1万円分のキャッシュバックを加味すると、「Galaxy S6 edge SCV31」は1万2680円、「Xperia Z4 SOV31」は800円になる形。

 さらに、auショップなどの店頭では、MNPの利用時に他社の端末の下取りに出す「下取りプログラム(乗りかえ)」を利用できる。ここでのAndroidスマートフォンの買取価格(6月30日まで)は、ドコモの「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia A SO-04E」が最大1万6200円となっている。

 ほかの機種では、ドコモの「GALAXY S5 SC-04F」「Xperia Z2 SO-03F」が最大2万2680円、そのほかの端末はソフトバンクモバイルの端末を含めて最大1万800円となっている。買取価格は、端末購入にのみ利用できるポイントで付与され、端末価格が上限。

 なお、ソフトバンクでも、MNP利用時の「のりかえ下取りプログラム」で、同様の買取価格の下取りを実施している。

 Androidスマートフォンの市場では、ドコモがツートップ戦略で大々的に販売した「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia A SO-04E」が“2年明け”を順次迎えるため、ソフトバンクが「Galaxy S6 edge」のMNP価格を優遇するなどして、ドコモ内の機種変更からユーザーを奪う作戦に出ていた。

太田 亮三