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毎日新聞の有料デジタル版、スマホアプリやタブレットセットも

 毎日新聞社は、有料サービス「デジタル毎日」の提供を開始した。利用料は月額3200円(税抜、以下同)。無料会員でもニュースサイトなどで1カ月間で一定数の記事を読める。このほか、ファーウェイ製8インチタブレットと7GBの通信がセットになった「タブレットセット」も提供される。

 「デジタル毎日」は、紙面ビューアー、ニュースサイト、ニュースアプリ、過去5年分の記事データベース、1日3回のメールサービス、経済と医療に特化したプレミアコンテンツが用意される有料サービス。ビューアーアプリは、パソコンやスマートフォン、タブレット向けに紙面のレイアウトで読める。ニュースサイト版の「毎日新聞」、ニュースアプリ「毎日新聞ニュース」はメーター制が導入されており、有料会員であれば無制限で閲覧できる一方、無料会員は有料会員向け記事を月間10本まで読める。会員登録していなければ、有料会員向け記事は月間5本までしか読めない。有料記事は、インタビューや特集など、企画性が高いものが中心になるとのことで、地震や火山の噴火といったニュースは無料で配信される。

 有料サービスと8インチタブレット、データ通信専用SIMカードがセットになった「タブレットセット」は月額4980円。最低利用期間は申込月の翌月1日~24カ月後の月末日(約2年)。一括払いは11万9520円で、別途、初回手数料の3000円が必要となる。

 タブレットは、ファーウェイ製の「MediaPad M1 8.0」で、NTTドコモのLTEネットワークが利用できる。通信サービスの提供元(MVNO)は、毎日新聞社自身で、利用規約によればIIJの設備を用いる。中途解約時には解約手数料9500円に加えて違約金が発生する。違約金は利用期間が短いほど高額になる形で、たとえば契約から12カ月目での解約金は4万1990円、23カ月目は6460円となる。最低利用期間終了後の利用料も月額4980円。

関口 聖