2020年には世界人口の90％がケータイを所有――エリクソン調査

　エリクソン・ジャパンは、世界中のビックデータを活用した2020年までのモバイル通信市場の予測を公開した。11月18日に発行された最新版のレポートによると、2020年までに6歳以上の世界人口の90％が携帯電話を所有し、スマートフォンの契約数は61億を超えるとの予測を示している。

動画コンテンツによるトラフィックが増加傾向

　調査レポートによると、2014年のスマートフォン加入件数は8億との予測を示している。スマートフォンは継続的に増加しており、2013年第3四半期は、販売されたすべての携帯電話に占めるスマートフォンの割合は55％であったのに対して、2014年の同四半期は65～70％にまで達しているとしている。

　同調査では、引き続きインターネット利用に適したスマートフォンを選択するユーザーが数多く存在するため、今後も堅調に普及すると見ており、現在27億のスマートフォン加入契約が、2020年には61億にまで増加するとのこと。

　2014年の第3四半期のグローバル市場において、成長が注目されるインドでは1800万契約、中国は1200万契約となり、急成長していることがわかる。

　このような市場の変化にともない、モバイル端末での動画コンテンツによるトラフィックが、2020年までに、現在の10倍に増加すると見込まれている。動画コンテンツによる通信量は、モバイルデータ通信のトラフィック全体の55％を占めると予測される。