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パイオニア、国内初「CarPlay」対応のタッチパネル付き車載オーディオ

 パイオニアは、車載オーディオの「カロッツェリア」ブランドから、Appleの「CarPlay」に対応したAVメインユニット「SPH-DA700」を10月中旬に発売する。価格は9万円(税別)。

「SPH-DA700」

 「SPH-DA700」は、音声認識技術「Siri」を使った音声コントロールで、iPhoneのマップ、通話、メッセージ送受信、音楽再生などの操作を可能にする「CarPlay」に対応したAVメインユニット。CarPlayに対応した市販カーエレクトロニクス製品としては、国内で初めてとなる。

 対応するiPhoneと「SPH-DA700」本体を付属のケーブルで接続して利用する。同製品のCarPlayの機能に対応する端末は、iOS 7.1以上のiPhone 5/5s/5c(10月3日時点)。iPhone 6/6Plusは現時点では非対応。今後対応する方向で検討中とのこと。

 音楽再生機能のみであれば、Bluetooth対応のスマートフォン、音楽プレイヤーなどが利用できる。

 SPH-DA700の特徴として、パイオニア独自の楽曲解析技術とミックス技術により、音楽を“ノンストップミックス再生”できる楽曲再生機能「MIXTRAX」を備えている。接続する端末に保存している楽曲のテンポを自動的に合わせて再生したり、エフェクトを加えて曲間をつなげたりといったミックス再生が楽しめる。テンポを選ぶと自動的に選曲したり、曲のサビ部分だけをつなげて再生することも可能。多彩なアニメーションを再生するビジュアライザー機能も備える。

 静電容量方式のタッチパネルでは、静電センサーキーで操作しやすいホームメニューを採用している。本体には車載用GPSレシーバーを搭載し、高精度な位置情報でマップを利用できる。

 モニター部は、6.2インチのワイドVGA。バックライトはLED、本体サイズは178×100×164mm、重さは1.5kg。

川崎 絵美