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下り225Mbps対応、大容量バッテリー搭載の「Wi-Fi STATION L-01G」
(2014/9/30 12:04)
NTTドコモが2014年冬モデルとしてラインナップする「Wi-Fi STATION L-01G」は、LTEで下り最大225Mbpsの通信速度に対応するLG Electronics製のモバイルWi-Fiルーター。2015年3月に発売される予定。月々サポート適用後の想定価格は、新規、MNP、機種変更、FOMAからXiへの契約変更(Xiデビュースマホ割適用)の場合において1万円台半ばになる見込み。
「Wi-Fi STATION L-01G」の最大の特徴は、LTE-Advancedの技術として投入するキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、下り最大225Mbpsの通信速度に対応する点。LTEは800MHz、1.5GHz、1.7GHz、2GHzの4つの周波数帯に対応。CAの組み合わせは、「2GHz+1.5GHz」「1.7GHz+800MHz」の2つとなっている。3Gは800MHz、850MHz、2GHzの3つの周波数帯を、GSM(GPRS)は850MHz、900MHz、1.8GHz、1.9GHzの4つの周波数帯をサポートする。
周波数帯はこのほかにもTD-LTE(バンド38)に対応。国際ローミングにおいて、TD-LTE(2.6GHz バンド38)に対応する。中国の一部エリアでは高速データ通信が利用できる。
3インチ、QVGAのタッチパネルディスプレイを搭載し、各種設定がタッチ操作で行える。たとえば、新たなWi-Fi機器との接続がホーム画面からガイドに沿って行うことができたり、よく使う機能を登録できるショートカット機能も用意されている。データ通信量の確認も可能。データ通信量の追加チャージなどは対応しない。
端末には4880mAhの大容量バッテリーを内蔵。モバイルチャージャー機能により、USBケーブルを接続してスマートフォンなどを充電することもできる。前モデルの「Wi-Fi STATION L-02F」より1280mAh容量が増しており、そのぶん、本体サイズもひと周り大きく、重さも増えた。表面はしっとりした質感だが、ずっしりと重さも感じられる。
大幅に増量することで、LTE環境では約1.5倍、キャリアアグリゲーション対応でも同等の“電池もち”を実現するものとしている。
前モデルで同梱していた充電用クレードルは同梱しない。これは、今回ドコモから同時に発表となった「Wi-Fi STATION HW-02G」との差別ポイントでもある。HW-02Gでは、宅内での利用を想定し、バッテリー容量が少ない代わりにクレードルを同梱している。一方のL-01Gはクレードルは付属しないが、内蔵バッテリーを大幅に増量することで、外出先でのビジネス用途を想定した“電池もち”を重視しているという。
筐体としては、側面に青のラインを入れてスタイリッシュなデザインと、持ちやすく斜めにカットした形状に仕上げている。