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エプソン、バッテリー内蔵のA4インクジェットプリンター

ビジネスバッグで持ち運びできるサイズ・重さを実現

 エプソンは、充電式のバッテリーを内蔵し持ち運びできるサイズを実現したA4インクジェットプリンター「PX-S05」シリーズを9月下旬に発売する。価格はオープン価格で、販売予想価格は2万円台後半になる見込み。ボディカラーはブラック、ホワイトの2色がラインナップされる。

「PX-S05W」
「PX-S05B」

 今回発売される「PX-S05W」(ホワイト)、「PX-S05B」(ブラック)は、クラス最小・最軽量を謳うモバイルインクジェットプリンター。A4のカラー印刷が可能で、営業先での必要な書類の印刷や、カウンターなど小売店の限られたスペースでの利用に向くとしている。

 内蔵バッテリーで、カラーなら約50枚、モノクロで約100枚の印刷が可能。付属のACアダプターで駆動することもできるほか、本体がスリープモードか電源オフの状態なら、パソコンやモバイルバッテリーのUSBで充電もできる。

 USBによる接続でデータをやりとりできるのに加えて、Wi-Fiを搭載。無料のプリントアプリを利用してスマートフォンやタブレットからも印刷を行える。

 本体にはカラー液晶パネルを搭載し、バッテリー残量やステータスの確認が可能。各種の設定も操作できる。インクは耐水性に優れた顔料インクを採用し、書類が外出先で水に濡れてもにじみにくいとする。持ち運びを考慮して、本体表面には傷がつきにくい加工が施されている。

 印刷の速度はACアダプター使用時でカラーが毎分11枚、モノクロが毎分14枚。バッテリー駆動時でカラーが毎分5.3枚、モノクロが毎分6.5枚。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n。ランニングコストはA4カラーで約12.9円。

 インクカートリッジは、「ICBK82」(ブラック)、「ICCL82」(カラー3色)を使用する。同社直販サイトでの価格は「ICBK82」が1650円、「ICCL82」が1190円、メンテナンスボックス(PXMB5)が480円(いずれも税抜)。

 収納時の大きさは約309×154×61mmで、使用時の大きさは約309×232×217mm。重さは約1.6kg。

太田 亮三