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NECアクセステクニカなど再編、合併新会社を発足へ

 NECは28日、ICT機器の開発・生産・販売を行う4社を合併し、7月1日付で新会社を発足すると発表した。

 合併するのは、ブロードバンドルーターや車載機器などを開発・生産するNECアクセステクニカ、キーテレフォン/IP-PBXやPOS端末などを開発・生産・販売するNECインフロンティアおよびNECインフロンティア東北、サーバーやストレージなどを開発・生産するNECコンピュータテクノの4社。また、NECエンベデッドプロダクツのテープストレージ開発・生産部も新会社に移管する。

 NECでは、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」を軸とした成長戦略を加速すべく、国内のハードウェア開発・生産拠点を再編し、新会社を発足すると説明。再編により、各拠点が強みを有する開発技術や生産技術を融合・相互活用し、グローバル競争力のある製品の創出を図ると共に、品質管理などのノウハウ共有や開発業務の内製化拡大、調達窓口の一元化などを通じてQCDの改善に取り組んでいくとしている。

 新会社の商号・代表者は未定。本社は現在のNECインフロンティア本社と同じ東京都千代田区。資本金は103億3100万円(NEC全額出資)。

三柳 英樹