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UQ、「+WiMAX」スマホ減少で契約者数が純減
(2014/1/31 17:23)
UQコミュニケーションズは、2013年度第3四半期の契約者数が415万7200件になったことを明らかにした。2013年度第2四半期から11万7800件の純減になっている。
UQコミュニケーションズは四半期ごとに契約者数を公開しているが、1月末に公開された資料によると、2013年度第3四半期の契約者数は415万7200件。前四半期にあたる2013年度第2四半期は427万5000件で、11万7800件の純減になっていたことが明らかになった。同社が公表している契約者数において、純減を記録したのは初めて。
UQコミュニケーションズの広報部によると、契約者数減少の主な原因は、auから発売されたWiMAX対応スマートフォンである「+WiMAX」対応端末のユーザーが、4G LTE対応のスマートフォンなどに移行したため。
「+WiMAX」対応端末は、「htc EVO WiMAX ISW11HT」が2011年4月に発売されたのを皮切りに、2011年の秋冬モデルでは4モデルが追加され、スマートフォンについては現在までに10機種が発売されている。ただし、4G LTE対応端末が拡大したことなどから、最近のモデルで「+WiMAX」対応端末はラインナップされていない。
同社広報部は、モバイルWi-Fiルーターなど、UQコミュニケーションズが手がけるサービスの契約者数自体は順調に拡大しているとする。一方で、第3四半期以降も「+WiMAX」対応端末の減少による影響が、一定期間は続くとの見方を示している。
なお、四半期ごとに契約者数を開示しているイー・アクセス、ウィルコム、Wireless City Planning(WCP)については、いずれもソフトバンクの決算と同時に第3四半期の契約者数を開示する見通し。