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ソニー、バッテリーで駆動するヘッドマウントディスプレイ

 ソニーは、バッテリーユニットを使ってどこでも利用でき、スマートフォンやタブレットとHDMI/MHLケーブルで接続できるヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3W」「HMZ-T3」を11月中旬に発売する。上位機種の「HMZ-T3W」は10万円前後、もう一方の「HMZ-T3」は8万円前後になる見込み。

HMZ-T3W
HMZ-T3

 今回発表されたヘッドマウントディスプレイは、いつでもどこでも、750インチ相当の仮想ワイドスクリーンで映像コンテンツなどを楽しめる製品。1280×720ピクセルの有機ELパネル×2を搭載する。従来製品と比べ、新たにバッテリーユニットが用意されており、スマートフォンなどとケーブルで接続して、外出先でも大画面でコンテンツを楽しめる。上位機種の「HMZ-T3W」はWireless HD対応で、バッテリーユニットとプロセッサーユニットがワイヤレスで繋がる。部屋の中にあるBlu-rayプレーヤーにプロセッサーユニットを繋ぐと、プレーヤーから離れた場所でも無線で映像が伝送される。

 映像面では新たに開発されたLSIを搭載するなど、自然で精細な映像を楽しめる。音響ではソニーの独自技術による7.1chの仮想技術で、臨場感あふれるサウンドを実現した。なおソニーでは15歳以下の子供の利用を控えるよう案内している。

 大きさはヘッドマウント部が189×148×270mm、バッテリーユニット部が80×26×119mm、プロセッサーユニット部が150×31×107mm。ヘッドマウント部の重さは約320g。バッテリーユニットを接続した状態で、HDMI経由でコンテンツを利用する場合は約7時間、MHL経由の場合は約3時間、駆動する。

関口 聖