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ドコモ米国法人にクラッキング、クレカ情報含む個人情報流出
(2013/4/27 21:58)
NTTドコモの米国子会社であるNTTドコモUSAは、同社が米国在住の日本人に向けにサービス提供中の通信サービス「DOCOMO USA Wireless」において、サーバーのクラッキングによって顧客情報が流出したをこと明らかにした。
「DOCOMO USA Wireless」は、T-MobileのMVNOとして展開されている米国在住日本人向けの通信サービス。現地時間の26日18時(日本時間翌日7時)、インターネット上に顧客情報らしきものが発見され、19時40分に顧客情報であることが確認された。NTTドコモUSAでは20時にサーバーを一時停止した。なお、国内のドコモユーザーではなく、対象となるのは「DOCOMO USA Wireless」のユーザーとなるので注意されたい。
流出した情報は大きく2つに分けられる。1つは、氏名や生年月日、住所、メールアドレス、クレジットカード番号とその名義情報となり、403件が流出した。
もう1つは、個人情報が含まれない形で一部の店舗で契約した際の電話番号と、その料金プラン、契約場所、アカウント番号が流出した。こちらの流出件数は1805件。なお、1つめの個人情報流出と重複している可能性もあるという。
NTTドコモ広報部では、現地情報として、現時点で流出した個人情報を悪用した事件などは確認できていないとしている。個人情報が流出した403件については、メールで利用者に連絡をしており、電話でも案内するとしている。
なお、今回のクラッキングについて「LulzSec」という団体が顧客情報が掲載されたURLをTwitter上で明らかにしていた。