ハイスペック、傷つき防止処理の「F-01E」


 富士通製「F-01E」は、“聞きやすさ”と“操作のしやすさ”にこだわった、Wi-Fi機能も備えるハイスペックな折りたたみ型のフィーチャーフォン。STYLEシリーズの1つに位置付けられ、30~40代の男性をメインターゲットとしている。11月発売予定。

 約1年前に発売された「F-04D」の後継となる機種で、基本的なハードウェアも「F-04D」を受け継いでいる。本体底面に指紋センサーを備え、microSDカードのパスワード保護、プライバシーモード、フォルダセキュリティ機能などを搭載する。本体前面にはグラデーション処理を施したボディカラーを採用し、前面と底面のパネルには傷をつきにくくする硬化コーティング「ウルトラタフガードplus」塗装を施すなど、質感を高めつつ、長く使えるようになっているのも特長。

 富士通が開発した「ヒューマンセントリックエンジン」により、周囲の音や使用環境に応じて音声出力などを最適化し、“聞きやすさ”を実現。端末幅を片手で持ちやすい約50mmとし、ワンプッシュで端末をオープンできるボタンをヒンジ部に備え、さらにはドーム形状のハードウェアキーにして押しやすくするなど、“操作のしやすさ”にも配慮した。

 約3.3インチ、フルワイドVGA(480×854ドット)液晶ディスプレイを装備。本体前面には約0.8インチ、96×39ドット、モノクロ有機ELのサブディスプレイも搭載している。有効約1310万画素のアウトカメラには裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for Mobile」を採用し、画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」と組み合わせ、高画質のフルHD動画撮影などが可能。インカメラは備えない。

 IPX5/8準拠の防水、IP5X準拠の防塵、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、Wi-Fi(テザリング)、Bluetooth 2.1+EDR、DLNA(DTCP-IP非対応)などをサポート。32GBまでのmicroSD/SDHCも利用できる。下り最大7.2MbpsのFOMAハイスピード対応端末となっており、Xiは非対応となる。おくだけ充電も非対応。なお、新規開発のアプリとして、「docomo Facebookアプリ」をプリインストールした。

 大きさは約111×50×11.7mm、重さは約110g。バッテリー容量は820mAh。連続待受時間は3Gで約550時間、GSMで約260時間、連続通話時間は3Gで約210分、GSMで約240分。ボディカラーは青と黒のグラデーションとなるBLACKと、赤ベースのグラデーションを施したREDの2色を用意している。

 




(関口 聖/日沼諭史)

2012/10/11 12:00