邦楽ロックのスマホ向けアプリマガジン「ROCKFun」配信


 EMIミュージック・ジャパンとビクターエンタテインメントは、ロックフェスやライブなどで活躍する邦楽ロックの情報を提供するAndroidアプリ「ROCKFun」の配信を開始した。利用料は無料。iPhone版の配信も予定されている。



 「ROCKFun」は、ロックフェスやコンサートの中心層である10~20代の音楽ファンに向けたアプリマガジン。Android版から提供され、今後iPhone版も登場する予定。アプリの運営はレコチョクが担当しており、楽曲購入の導線も用意される。

 最新の楽曲がワンコーラス視聴可能で、外部の編集長を迎えたアーティストに密着した特集やライブレポートなどが楽しめる。オープン当初のコンテンツとしては、5月26日・27日に開催されるロックフェス「ROCKS TOKYO」との連動企画として、オーガナイザーの鹿野淳がロックシーンを語る企画や、サカナクションのインタビュー、ストレイテナーのホリエアツシとthe telephonesの石毛輝、DJ片平実らのてい談企画などが掲載される。

 また、avengers in sci-fiやキングブラザーズ、THE BAWDIES、小南泰葉、Base Ball Bear、クリープハイプ、モーモールルギャバンなどのライブレビューのほか、THE BACK HORN、GO!GO!7188、THEラブ人間などの作品レビューなどもファンにはうれしいところだろう。

 EMIミュージックとビクターは、ライブやフェスに出向く若者層に対し、邦楽ロックの情報マガジンという形でアプリを展開、口コミ世代におけるコア・ファンの拡充を図る方針。アプリ運営のレコチョクによれば、J-POPやR&B、クラブ系サウンドと比べ、ロックの楽曲配信数は少ないという。外部の編集長を迎えることで、よりコアなファン層にも同社の配信楽曲を届けたい考えだ。

 

(津田 啓夢)

2012/5/25 12:59