NTT東日本、公衆無線LANとモバイルデータ通信のセットパッケージ


 NTT東日本は、同社の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」と、他社が提供するモバイルデータ通信を組み合わせたパッケージ「フレッツおでかけパック」を発表した。モバイルデータ通信サービスとして、イー・モバイル(イー・アクセス)のサービスが4月20日より、NTTPCコミュニケーションズのサービスが4月27日より提供される。

 「フレッツおでかけパック」は、外出先でNTT東日本の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」を利用でき、さらにモバイルデータ通信サービスのSIMカードもセットにすることで、どこでも利用できるようにするもの。

 月々の利用料として、「フレッツ・スポット」の利用料+モバイルデータ通信サービスの利用料がかかる。フレッツ・スポットの利用料は、NTT東日本の光回線ユーザーであれば月額210円(初期費用0円)で、単体契約の場合は月額945円(初期費用840円)となる。

 イー・モバイルでは、対応サービスとして「EMチャージ for フレッツ・スポット」(初期費用として契約事務手数料3150円)を提供する。これはプリペイド型のサービスで、5000円の無料チャージ分がついており、必要なときにだけ通信する使い方になる。チャージしなければ月額210円で運用でき、いざというときにモバイルで通信して、チャージ分がなくなれば追加、といった形になる。

 一方、4月20日より受付を開始し、4月27日から提供されるNTTPCコミュニケーションズのサービスは「InfoSphere モバイルライトプラン for 『フレッツ』」となり、SIMカードのみ提供され、月額1770円、初期費用3150円で、月々1980円で「フレッツおでかけパック」が利用できることになる。通信速度は上り・下りともに500kbps。

 また、モバイルデータ通信用の端末はユーザーが調達し、たとえばNTT東日本のモバイルWi-Fiルーター「光ポータブル」(固定回線ユーザー向けに提供)を利用する場合は、通常通り月額315円(クレードル込みでは月額525円)がさらにかかることになる。




(関口 聖)

2012/4/19 17:21