イー・モバイルがLTE開始で記念セレモニー、板野友美も登場

　イー・アクセス（イー・モバイル）は、LTE方式の通信サービス「EMOBILE LTE」を開始した。サービス開始の初日となる15日には、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaにてサービス開始の記念セレモニーが開催された。

テープカットと記念撮影。左からヨドバシカメラ 取締役副社長の藤沢和則氏、イー・アクセス 代表取締役会長の千本倖生氏、板野友美、イー・アクセス 代表取締役社長のエリック・ガン氏、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 取締役店長の松井昭二氏

　イー・アクセス 代表取締役会長の千本倖生氏は、挨拶で登壇した中で、「日本で最も速いサービス」と通信速度をアピールし、5月末までに東名阪エリアは99％をカバーするといったエリア展開についても言及。「あっと驚く3880円で、世界一速いスピードのLTEサービスを今日から開始する。速い、広い、安い。そういうLTEサービスをイー・モバイルが開始できることを高らかに宣言したい」とサービス開始をアピールした。

■板野友美が登場、新曲「Clone」の情報も

　セレモニーでは、スペシャルゲストとしてCMキャラクターを務めるAKB48の板野友美も登場した。すでに「EMOBILE LTE」を使ってみたという板野友美は、「スピードが速く、インターネットはよく見るので、スムーズにみれていいと思います」とコメント。新CMの見どころについて聞かれると、「イー・モバイルの速さと、板野友美がクローンのようにたくさん増えたりする、ちょっと“初”なCMになっています」と解説。

　新CMでは板野友美の新曲も採用される。「4月25日に発売される、3rdシングルのカップリングにもなっている新曲。タイトルは『Clone』で、CMと連動したイメージのPVもあります。かっこいい曲で、ダンスもあるPVに仕上がっていると思います」と、新曲やPVの情報にも触れた。

板野友美
	記念撮影ではサイン入りケースを手にしていた

■LTEの競争が本格化「盛り上がるのは歓迎」

取材に応じる千本氏（右）とガン氏（左）

　セレモニー終了後には、イー・アクセス 代表取締役会長の千本倖生氏、代表取締役社長のエリック・ガン氏が報道陣の取材に応じた。LTE通信サービスは各社がすでに導入、あるいは開始予定となっており、今後競争の激化が予想されるが、千本氏は「いいんじゃないですか。盛り上がるのは歓迎」とコメント。ガン氏は「長く使ってみて下さい」と、同時発売のモバイルWi-Fiルーターの通信時間（連続9時間）や待機時間（連続200時間）が長くなっていることをアピール。千本氏も「クレームが多いのは電池の持ち」とし、長時間駆動が隠れたポイントになっているとした。

　エリアについては、東名阪は5月末に99％のカバーを目指し、「従来よりも展開速度は速い」と、既存の基地局設備を利用して展開速度を早めているとした。千本氏はこの展開方法が「世界でも最初」とアピールし「しかもバックボーンはオールIP」と、高速な通信サービスの仕組みに自信を見せた。

　“プラチナバンド”として割当先に注目が集まり、結果的にソフトバンクモバイルが免許を取得した900MHz帯については、千本氏は「残念だけど、いいんじゃないですか。700MHz帯はすぐ、4月とか。700MHz帯なら、3社（ドコモ、KDDI、イー・モバイル）が使うことになる」とし、今後のLTE関連の設備投資や端末開発、チップセットの仕様などさまざまな面から、700MHz帯を利用できるほうが有利であるとした。

■店内の様子

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの入口すぐの場所で大きくアピール	「EMOBILE LTE」の料金の案内
Huawei製のモバイルWi-Fiルーター「GL01P」
AnyData製のモバイルWi-Fiルーター「GL02P」

エントランス付近にも特設ブースが用意される