KDDI、品川区独自の防犯システムに専用携帯電話を提供


 KDDIは、東京都の品川区が区内の小学生向けに展開している独自の防犯システム「近隣セキュリティシステム」向けに、専用の携帯電話「まもるっち」を4月1日より提供する。

 品川区は、約1万3000人の協力員からなる地域コミュニティと情報システムを連携させた、独自の防犯システムを構築している。今回、KDDIから約1万4000台が提供される同システム用の携帯電話「まもるっち」は、「mamorino 2」をベースに開発されたもの。防犯ブザーを起動すると区役所内の「まもるっちセンター」のオペレーターと会話が可能になるほか、GPSの位置発信機能や、警備会社の駆けつけサービスが提供される。また、緊急地震速報、災害用伝言板の利用もサポートされている。

 端末は品川区から利用者へ貸与される形で、基本機能(昼間の緊急通報対応と災害用伝言板サービス)は無料。通話の発着信とメールの利用、休日・週末の駆けつけ対応には、別途KDDIとの契約が必要となり、有料となる。




(太田 亮三)

2012/2/2 12:50