じぶん銀行、スマートフォンアプリをバージョンアップ

　じぶん銀行は、同社のサービスを利用できるスマートフォン向けオンラインバンキングアプリの最新版を公開した。利用料は無料。

　これまでじぶん銀行のスマートフォンアプリは、入出金明細の確認など照会機能のみ行えるようになっており、振込などの取引は専用サイトへログインして行う形となっていた。今回公開された新バージョンでは、アプリ内ブラウザを活用する形で、サイトへ移動することなく、全ての照会・取引をスマートフォンアプリで操作できるようになった。

　同じKDDIグループとなる電子マネー「WebMoney」へのチャージでは、事前にWebMoneyの会員情報を登録しておくことで、2回目以降はログイン操作なしでチャージできるようになる。細かな改善としては、モバイルSuicaへのチャージ機能へダイレクトにアクセスできるメニューが新設され、よりスムーズに利用できるようになった。また外貨預金として9月に導入した中国元については、為替レートがアプリトップに表示される。

　このほか、フッターメニューでは、これまでトップページへ戻るメニューしか用意されていなかったが、新バージョンでは主だった機能へのメニューが追加された。近辺のATMを探す機能では、地図表示がAndroidネイティブの表示（MapView）へ切り替えられ、従来より滑らかに操作・閲覧できる。

　Android 2.1/2.2/2.3、iOS 4.1/4.2/4.3/5.0に対応する。Android 3.Xは非対応。Android 4.0については現在検証中で、近日対応予定とのこと。既存ユーザーがアプリのバージョンアップを行うと、再度、初期設定を行う必要がある。機種ごとに順次最新版が公開されている。なお、従来型の携帯電話（フィーチャーフォン）では利用できるものの、スマートフォンでは利用できないサービスとしては「ケータイ番号振込」などがある。