ドコモ、「REGZA Phone T-01D」の販売中止


 11月18日より販売が開始されたスマートフォン「REGZA Phone T-01D」の販売が現在一時停止している。

 「REGZA Phone T-01D」は、東芝のテレビブランド「REGZA」の名を冠した富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン。18日より販売が開始されたが、不具合により現在販売が停止している模様だ。

 都内の複数のドコモショップでは、午後から店頭販売を停止していることを案内。販売停止の理由については、通話やインターネットができないといった不具合があるとしている。午前中は販売を行っていたが、報告を受けて販売を一時中止する措置をとっているとのことで、販売再開時期については未定、予約のみ受け付けているという。

通話・通信できない事象

 NTTドコモは、不具合によって販売を一時見合わせると発表した。富士通側も不具合により販売が中止されていることを明らかにした。

 不具合の事象は、音声通話やパケット通信ができないというもの。ドコモでは、事象について現在調査中としており、詳細が判明次第、Webサイトで明らかにされる予定。

 なお、Wi-Fiによる通信については、現時点で繋がらないというユーザーの申告はないとのこと。ただし、不具合の原因が判明しておらず、ドコモとしては「Wi-Fi接続できる」と明言できない状況だ。事象の回避方法や改善方法についても現時点では未定としている。

 18日に発売が開始された「REGZA Phone T-01D」。販売停止措置は、ドコモ端末取扱店で午後から順次実施された模様だ。ドコモでは、18日17時現在の累計販売台数を約5200台としており、このうち、ユーザーからの申告は245件あったとのこと。全ての端末に該当する不具合なのかも含め、現在調査を進めている段階だ。

 なお、不具合の案内はWebサイトや報道機関を通じて行われる。音声通話やパケット通信ができない不具合となり、SMSやメールなどを利用した案内は行われない。不具合が発生する端末については、ドコモショップで事象を確認した上で預かり修理で対応される。その間、ユーザーには代替機が用意される。

 




(津田 啓夢)

2011/11/18 17:20