ロジテック、Androidタブレット向けUSBワンセグチューナー


 ロジテックは、Android 3.1以降のタブレット型端末など、USBホスト機能に対応した端末で利用できる、USB接続のワンセグチューナー「LDT-1SA01」を11月下旬に発売する。価格はオープン価格で、店頭予想価格は9800円。

「LDT-1SA01」利用イメージ

 

 今回発売される「LDT-1SA01」は、USBでAndroid端末に接続できるワンセグチューナー。タブレット向けのAndroid 3.1以降に対応し、外部のUSB機器を接続できるUSBホスト機能を備えた端末が対象。対応OSについては、Android 4.0への対応も検討されている。

 チューナーはUSBから供給される電源で駆動し、ロッドアンテナを装備。粘着シートがパッケージに同梱されており、端末の背面などにチューナーを貼り付けて固定することもできる。パッケージには、タブレットにmicro USB端子で接続できるケーブルと、通常のUSB端子で接続できるケーブルの、2種類のUSBケーブルが同梱される(どちらもUSBホスト機能対応のケーブル)。

 視聴には、Androidマーケットで無料で提供されているロジテック製アプリ「らくデジ」を使用する。チューナーをUSBで端末に接続すると、自動的にアプリが起動する。

 アプリは横画面、縦画面の両方に対応。通常モードでは、番組画面と番組情報、放送中のほかのチャンネルの内容などを表示するほか、画面表示をタップすれば全画面モードにできる。字幕表示もサポートされている。

 電子番組表(EPG)には簡易的に対応しており、当日の放送番組と放送内容を確認できる。データ放送の閲覧には対応していないが、アプリのバージョンアップでデータ放送への対応が検討されている。

 視聴アプリ「らくデジ」ではまた、視聴中の番組を録画することも可能。録画された動画は独自形式で、録画先フォルダの指定は行えない。アプリ本体をSDカードに移動していた場合は、録画データもSDカードに保存される。予約録画には対応しない。録画中のバックグラウンド動作は可能になっている。

 チューナー部分の消費電力は約450mW以下。ワンセグの視聴可能時間は端末のバッテリー容量により異なるが、例えばソニー製タブレット「Sony Tablet S」の場合、ワンセグ視聴可能時間は約5時間となっている(通常の動画は約6時間再生できる)。

 大きさは約47×30×9mmで、重さは約16g。

 

(太田 亮三)

2011/11/17 13:15