ドコモ、台風12号/15号の通信障害で返金措置


 NTTドコモは、9月の台風12号および台風15号の影響で発生した通信障害により、通信が24時間以上利用できなかった地域のユーザーに利用料などを返金する。

 今回の措置は、台風による土砂災害でドコモの設備が損壊するなど、通信サービスが24時間以上、利用できなかったユーザーに対するもの。対象地域に住むユーザーには、利用できなかった期間を確認して、基本使用料や付加機能使用料、通信料などを11月分の請求で返金する。

 対象となる地域は、静岡県静岡市葵区、浜松市天竜区の各一部地域、三重県の熊野市、多気郡大台町、南牟婁郡紀宝町の各一部地域、奈良県五條市、吉野郡十津川村の各一部地域、和歌山県新宮市、田辺町、東牟婁郡那智勝浦町、日高郡日高川町の各一部地域。これらの地域が契約者の住所、あるいは請求書の送付先住所であれば対象となる。

 一方、KDDIでは「発表は行わないが、24時間以上利用できないケースでの減免などは、契約約款に記載しており、個別に対応する」と説明。対象となるユーザーにはKDDI側から連絡があるという。ソフトバンクモバイルでは「検討中だが、現時点で発表できるものはない」としている。

(関口 聖)

2011/10/31 13:07