NTTアド、スマホ所有率や購入意向の調査レポート


 NTTアドは、スマートフォンに関する利用意向を題材とした、アンケート調査の結果を発表した。

 同調査は、8月5日~7日、インターネット上で首都圏の男女(20~69歳)500名を対象に行われた。所有率については、全体の18.8%が「持っている」と回答した。年齢および性別で見ると、40代男性が36%、30代男性が32%、20代男性と20代女性が24%、50代男性が20%という順で、30代~40代の高さが目立つ。一方、所有率が一桁となったのは40代女性(2%)、60代女性(6%)という結果になっている。

 一方、今後スマートフォンを利用したいかどうか尋ねた設問では、「ぜひ」利用したい」が23.8%、「できれば利用したい」が26.6%、「どちらとも言えない」が25.4%などとなり、積極的な利用意向を示すユーザーが半数をわずかに超える結果となった。実際に使ってみたい機種としては、iPhoneが23%で、その他の機種が77%となっている。利用したいと考える背景には、Webサイトの閲覧、アプリの利用などが挙げられている。一方、スマートフォンを持ちたくないと考えているユーザーについては、「今持っている携帯電話で事足りている」(53.7%)、「端末価格が高い」(36.4%)、「料金プランが高い」(33.1%)などの理由が示された。

 スマートフォン所有者のうち、41.5%はiPhoneを利用している。購入時に重視した点は「端末のデザインが良い」(47.9%)、「タッチパネル形式など操作がしやすい」(40.4%)、「端末の価格が手ごろである」(36.2%)、「画面が見やすい」(36.2%)といった理由が挙げられている。実際に利用して満足している点としてもデザインや操作感が挙げられている。iPhoneユーザーは「iPhoneである」という理由(76.9%)で端末を購入し、その点にも満足度(61.5%)が高くなっている。

 このほか同調査では、アプリの利用実態、スマートフォン以外の端末の併用の事態なども明らかにされている。

(関口 聖)

2011/10/25 12:22