カーボンモデルなど素材を追求したハイスペックモデル「F-04D」


 「F-04D」は、カーボンファイバーやチタンコーティングを採用し、素材の持つ力をデザインに取り込んだ富士通製の折りたたみ型FOMA端末。11月発売予定で、割引適用後の価格は4万円台前半となる見込み。

 ボディ背面部にカーボンファイバーやチタンコーティングを採用し、底面部には、薄い塗装を何層にも重ねることでキズに強く仕上げられた「タフシールド」が施されている。

 本物のカーボンファイバーを素材に使用しており、このため重さはカーボンモデルがほかのモデルよりも軽量化されている。10.9mmの薄型モデルながら、IPX5/8クラスの防水性能を実現。ヒンジ部分にはワンプッシュで端末が開閉できるボタンが用意されている。

 ディスプレイは約3.3インチ、854×480ドット、1677万色表示のTFT液晶を搭載し、背面には約0.8インチ、96×39ドットの1色有機ELディスプレイを装備する。なお、CPUには800MHz駆動のAG5を採用している。

 カメラは約1310万画素で、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」と高性能画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を搭載する。HDR(ハイダイナミックレンジ)合成機能やクロマキー、ジオラマ、トイカメラ撮影なども楽しめる。最大32GBのmicroSDHCカードが利用できる。

 フルブラウザよりも起動が速く、軽快な操作を実現する「スマートフォンブラウザ」を搭載する。指紋センサーやmicroSDカードのパスワード機能なども用意されている。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信機能などが利用できる。文字の予測変換入力はiWnn 1.4.5となる。

 通信は、下り最大7.2Mbps、上り最大5.7MbpsのHSPAで、海外ではGSM方式も利用できる。GPSやオートGPS、Bluetooth、Wi-FiおよびWi-Fiのアクセスポイントモードをサポート。DLNAはホームメディアとして対応する。microSIMカードが採用される。

 ボディカラーは、CARBON BLACK、TITANIUM SILVER、TITANIUM BROWNの3色展開。大きさは約111×50×10.9mmとなり、重さはCARBON BLACKが約105g、TITANIUM SILVERとTITANIUM BROWNが約111gとなる。3Gの待受時間は約550時間、通話時間は約210分となる。



 




(津田 啓夢)

2011/10/18 12:21