米ライトスクェアードとシャープ、LTE端末を共同開発へ


 米国の通信事業者であるライトスクェアード(LightSquared)は、シャープと戦略的提携を行うと発表した。

 ライトスクェアードは、LTE方式と衛星通信を用いて米国内でモバイルブロードバンドサービスの提供を目指す通信事業者。エンドユーザーに直接サービスを提供するのではなく、他の通信事業者に対してネットワークを提供する、卸売り(ホールセール)の事業者で、2012年のサービス提供を予定している。

 発表によれば、ライトスクェアードは、LTE対応端末を共同開発する初のパートナーとしてシャープと提携することになったという。端末は、スマートフォンやタブレットが想定されているとのことだが、シャープではこれまでLTE対応端末を発表しておらず、今回の発表でも端末の具体的な特徴、あるいは今後のスケジュールは触れられていない。ただし、10月11日~13日から米国サンディエゴで開催される展示会「CTIA Enterprise & Applications」で展示されるとのこと。

 

(関口 聖)

2011/10/4 16:51