Android端末向け外付け放射線センサー「AndroBeta」


 ガイヤージャパンは、Androidスマートフォン向けの外付け放射線測定センサー「AndroBeta(アンドロベータ)」を9月30日に発売する。8月11日より予約を受け付ける。価格は1万9800円。

 「AndroBeta」は、Android端末の3.5mmイヤホン端子に接続して利用する外付け放射線測定センサー。直販のほか、パソコンショップや家電量販店で取り扱われる。検出可能な放射線は、ガンマとX線。表示単位はマイクロシーベルト(時間あたり)/ミリシーベルト(積算)、avg cpm、cml cntとなる。検出用センサーはPINフォトダイオードで、センサーが測定した放射線の値は専用アプリで表示する。

 電源は単三乾電池×4本で、約100時間動作する。大きさは85×32×171mmで、重さは87g。開発と製造はiPhone向けの放射線測定センサー「iGAMMA」を展開するレッドスター総研となる。

 ガイヤージャパンでは、高額な線量計が多い中で、Androidと連携させることで安価に利用できる放射線測定センサーを提供していく。ただし、一般的なセンサーよりも感度は低く、例えば関東地域で利用した場合、いわゆるガイガーカウンターが1~2分程度で測定できるのに対して、「AndroBeta」は安定した数値を得るために10分程度かかるという。放射線量の高い地域では一般的な製品と同等の精度が出るという。また、イヤホンジャックでデータを送るため、騒音環境では影響を受けるとしている。

 

(津田 啓夢)

2011/8/11 15:41