5月の携帯出荷数は2カ月連続で前年割れ、PHSは好調維持


 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2011年5月の携帯電話・PHS出荷実績を発表した。

 5月の携帯・PHS出荷数は、あわせて214万3000台となり、前年同月比68.1%と2カ月連続で前年割れを記録した。このうち携帯電話は200万1000台で200万台をギリギリ超えた格好となったものの、前年同月比は65.8%で、5カ月連続で前年を下回った。両協会では、夏商戦前の買い控えの影響を指摘している。なお、ワンセグ搭載率は全体の78.4%(前年同月比66.1%)で、累計出荷数は1億622万8000台に達した。

 PHSについては、14万2000台の出荷を記録した。前年同月比は134.8%で、10カ月連続で前年を上回った。前月(2011年4月)の前年同月比201.1%と比べれば勢いは落ち着いたと言えるが、依然としてプラス成長を維持している。

 




(関口 聖)

2011/7/12 14:58