ソフトバンクとウィルコムの累計契約数が3000万件突破


 ソフトバンクモバイルとウィルコムの契約者数を合計した、ソフトバンクグループとしてのモバイルの契約数が、6月19日、3000万契約を突破した。

 ソフトバンクは、2006年4月に携帯電話事業に参入し、翌年1月に発表した料金プラン「ホワイトプラン」を発表した。その年の5月には、初めて月間純増数が1位となるなど契約増に大きく貢献した。

 2008年7月には、国内唯一のiPhone販売キャリアとして勢いを増し、2008年~2010年にかけて3年連続で年間純増数の首位を堅持した。2010年12月には経営再建中のウィルコムを傘下におさめ、固定通信事業も合わせるとグループ4番目の通信事業者を手に入れた形になった。

 ソフトバンクでは契約増に大きく貢献しているのがアップルの「iPhone」であるとし、ホワイトモデルの登場や学割プランによって契約増を続けているという。また、ウィルコムについては、2010年12月にスタートした料金プラン「だれとでも定額」の提供によって、今年2月に21カ月ぶりの純増を記録。さらに5月には13年11カ月ぶりに月間契約数が10万契約を超えた。

 なお、電気通信事業者協会(TCA)のデータによれば、2011年5月時点のソフトバンクモバイルの契約数は2594万7000件、ウィルコムは393万9800件となっている。

 

(津田 啓夢)

2011/6/21 12:36