タブレット購入後はPC利用が減少、ニールセンの米国調査


 ニールセン・カンパニーは、米国でのタブレット端末利用動向をまとめたレポートを発表した。

 今春行われたという同調査では、タブレットを持つユーザーの約半数は「自分だけがタブレットを使う」と回答する一方、43%は「家族と共有」としたほか、8%が「家族がタブレットを使い、自分は使わない」としている。

 タブレット購入後、他の機器の利用にどの程度影響を与えたか調査した項目では、デスクトップパソコンのユーザーのうち32%が「以前より使わなくなった」、3%が「全く使わなくなった」と回答し、計35%が影響を受けたとしている。ノートパソコンユーザーでは、30%が「以前より使わなくなった」、2%が「全く使わなくなった」としており、デスクトップパソコンのユーザーと似た傾向を示した。ネットブックや電子書籍端末、ポータブルゲーム機については20%台後半で「利用しなくなった」といった回答が寄せられている。

 パソコンの代わりにタブレット端末を理由としては、「持ち運びやすい」(31%)、「インターフェイスが使いやすい」(21%)、「起動・終了の速さ」(15%)などが挙げられている。

 

(関口 聖)

2011/5/10 18:05