2月の携帯電話・PHSの契約数、ウィルコムが3万件弱の純増

　電気通信事業者協会（TCA）は、2011年2月末の携帯電話・PHS契約数を公表した。

　2011年2月の各社の携帯電話純増数は、ソフトバンクモバイルが27万100件（ダブルナンバー：－600件）、NTTドコモが18万2900件（2in1：－4300件）、au（KDDI、沖縄セルラー）が14万3000件、イー・モバイルが5万4800件となった。

　電話番号を変更せずに携帯電話会社を変更するMNP制度の利用者の動向は、ソフトバンクモバイルが5万4800件の転入超、イー・モバイルが±0となる一方で、auが1万9300件、ドコモが3万5500件のそれぞれ転出超となった。

　通信方式別では、LTE方式は国内でドコモのみサービスを開始しており、2月は6800件の純増となった。W-CDMA方式は、ドコモが30万7600件、ソフトバンクが27万100件、イー・モバイルが5万4800件の純増、CDMA2000 1x方式は、auが14万9900件の純増となった。なお、PDC方式はドコモが13万1400件の純減、cdmaOne方式ではauが6900件の純減となった。

　国内唯一のPHS事業者であるウィルコムは、2万9600件の純増となった。同社は2010年を通じて大幅な純減が続いていたが、先月は純減は400件と復調の兆しを見せていた。また、データ通信サービスを展開するUQコミュニケーションズは7万5300件の純増を記録した。

　利用料を先に支払うプリペイド契約の端末は、ソフトバンクが1万1800件、イー・モバイルは2300件の純増を記録した。ドコモは1600件、auは5000件の純減となっている。

　通信モジュール別では、ソフトバンクが4万9200件、auが4万8200件、ドコモが2万100件とそれぞれ純増となった。

　インターネット接続サービス別では、ソフトバンクのYahoo!ケータイが21万8900件、ドコモのiモード/spモードが16万2900件、auのEZweb/ISNETが7万9700件の純増となった。その一方、イー・モバイルのEMnetは1100件の純減を記録した。