WiMAX網利用の24時間手話通訳、実証実験スタート


 シュアールと慶應義塾大学飯盛義徳研究室は、2月17日~24日まで、ビデオチャットを介して、聴覚障害者向けに24時間提供する遠隔手話通訳サービスの実証実験を行う。

 今回実証実験で行われる遠隔手話通訳は、聴覚障害者と手話を会得していない人がコミュニケーションする際、ビデオチャット(Skype)経由で手話通訳センターにいるスタッフが手話で通訳し、やり取りするというもの。これまでに、店舗や窓口に設置する据置型装置を使った遠隔手話通訳の実験は開始されているが、今回は、聴覚障害者自身がノートパソコンを持ち運んで、24時間いつでも手話通訳を利用できるようにする。

 実験には、NECとUQコミュニケーションズも協力しており、ノートパソコンとUQ WiMAX端末がユーザーに貸し出され、常に持ち運ばれる。

 

(関口 聖)

2011/2/18 16:11