ノキアとマイクロソフトが提携


 ノキアとマイクロソフトは11日、「世界規模での新たなエコシステム構築を目指す」として、モバイル製品における幅広い提携を締結すると発表した。

 今回の提携で、両社では、互いの力を補いあい、得意とする能力を発揮することで、新たなエコシステム(好循環)を構築するとしている。具体的には、ノキアは、マイクロソフト開発のモバイル向けソフトウェアプラットフォームである「Windows Phone」をスマートフォン戦略の主に据える。またノキアは、世界各地で得た意見を元にWindows Phoneの開発へ貢献する。ノキアのコンテンツおよびアプリケーションストアは、Windows Phone向けの「Marketplace」と統合される。

 マイクロソフトの検索サービスである「Bing」は、ノキアの製品・サービスを横断して検索できるようになる。またマイクロソフトの広告サービスも、同じく、ノキアの製品・サービスを横断して広告展開できるようにする。地図サービスでも協力するほか、ノキアと協力する多くの通信事業者では、クレジットカード利用率が低い地域を中心に、キャリアによる課金/請求により、Windows Phone搭載のノキア端末(Nokia Windows Phone)のサービスを購入しやすい環境を整えることも同意している。

(関口 聖)

2011/2/14 11:42