ドコモとシマンテック、漏洩防ぐノートパソコン向け製品開発へ


 NTTドコモと米シマンテック・コーポレーションは、ノートパソコン向け情報漏洩対策ソリューションを共同開発することで合意した。

 両社が共同開発するソリューションは、紛失したり盗難にあったりしたノートパソコンに対し、通信ネットワークを介して、起動しないよう遠隔ロックしたり、ハードディスク内のデータを無効にしたりするというもの。インテルの「アンチセフト・テクノロジー」を採用するノートパソコンに、シマンテックの遠隔制御ソフト「PGP Whole Disk Encryption with Remote Sisable & Destroy」を搭載し、SMSが送信されれば、起動ロックとデータアクセスの無効化が可能となる。SMSが届けば利用できるということから、海外での紛失・盗難でも対応できる。

 SMSメッセージを受信するモジュールはエリクソン製「F5521gw」になる予定で、ノートパソコンの電源が入っていなくても遠隔操作できる。このモジュールと「インテルアンチセフト・テクノロジー」対応のパソコンであれば、どのメーカーでも利用できるとのこと。

 両社では、2月14日~17日にスペインで開催される展示会「Mobile World Congress 2011」のドコモブースで体験できるコーナーが用意される。

 

(関口 聖)

2011/2/10 16:01