ワイヤレスゲートがNTT Comと提携、ホットスポットをエリアに


 トリプレットゲートは、11月1日より同社の無線LANスポットサービス「ワイヤレスゲート」がNTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「ホットスポット」のエリアで利用できるようになると発表した。

 トリプレットゲートでは、「BBモバイルポイント」「ライブドア・ワイヤレス」「成田空港エアポートネット」のエリア、約6500カ所で無線LANを利用できるサービスを提供してきたが、今回、NTT Comの「ホットスポット」でも利用できるようになった。これにより、約1万500カ所で無線LANサービスが利用できるようになる。

 利用料については、従来は月額380円で提供されてきたが、今後はサービスエリアに応じた3つの料金体系が用意されることになる。ホットスポット、BBモバイルポイント、ライブドア・ワイヤレス、成田空港エアポートネットの約1万500カ所で利用できる「オール・ワン」が月額780円、オール・ワンからBBモバイルポイントを抜いた約6200カ所で利用できる「ホットスポット+プラス」が月額480円、ホットスポット以外の約6500カ所で利用できる「モバイルポイント+プラス」が月額380円となる。支払いはクレジットカードのみ。

トリプレットゲート 代表取締役CEOの池田武弘氏

 同社代表取締役CEOの池田武弘氏は、「当社はWi-FiにおけるMVNOという位置づけになるかと思うが、あくまで卸回線を利用したサービス販売会社にこだわっている。自前の無線LANスポットを作るつもりはなく、その分、各卸元と話ができる」と語る。

 「これからはスマートフォンやタブレット端末のように、無線LANを必要とするデバイスが増えると予想され、当社と提携することでメリットが生まれるはず」(池田氏)と、携帯電話事業者に対してもラブコールを送っている。

 また、同氏によれば、「今までの(ワイヤレスゲート)ユーザーはヘビーユーザーが中心だったこともあり、接続の手順などを詳しく説明する必要は無かったが、これからはいかにエントリーユーザーをサポートするか検討しており、セキュリティやエンターテインメントなど、さまざまなオプションの提供を考えている」という。

(湯野 康隆)

2010/10/27 10:00