「IS02」にCメール送信機能、ソフト更新開始


 KDDIは、東芝製スマートフォン「IS02」でCメール送信機能が利用できるようにするため、ソフトウェア更新サービスの提供を開始した。更新には、Windows搭載のパソコンが必要となる。

 「IS02」は、Windows Mobile 6.5.3搭載の東芝製スマートフォン。タッチパネル対応のディスプレイと、スライド式のQWERTYキーで操作できる。これまでCメールは受信のみ可能だったが、今回公開された更新ファイルを適用することで、Cメール送信も可能になる。auの携帯電話宛に送信でき、送信料は1通3.15円(受信無料)となり、無料通話付き料金プランや家族割の同一グループ内では無料通話内で送信できる。

 送信できる文字数やメール保持時間は従来と同じで、全角最大50文字/半角最大100文字、1件につき最大72時間保存される。「IS02」のCメール保存件数は、受信最大500件、送信最大300件。なお、プリペイドサービスである「ぷりペイド」での送信は非対応となる。

ソフト更新手順と注意事項

 更新により、「IS02」のソフトウェアバージョンは「SP-02」となる。ソフトウェアバージョンは、スタートキーの「設定」→「システム」→「バージョン情報」から確認でき、「SP-00」「SP-01」であればソフト更新対象となる。

 「IS02」単体で更新は行えず、Windows搭載パソコンが必要となる。パソコンで東芝のWebサイトから更新ファイルをダウンロードし、microUSBケーブル経由で更新ファイルを「IS02」へ転送し、バージョンアップを行う形となる。詳しい手順は、東芝のWebサイトでPDFファイルが公開されている。

 更新前の注意事項もいくつか案内されている。1つはアドレス帳やカメラ画像、ユーザーがインストールしたアプリなど、「IS02」内のデータが全て削除されるため、バックアップするよう案内されている。プリインストールアプリのうち、「いつもNAVI」の登録地点、「ebi Reader」のコンテンツ、「名刺OmCR」の名刺情報は全て削除されるため、引き継ぎ/バックアップの方法も記載されている。パソコンを持っていないユーザーは、カスタマーセンターへ相談すればアップデート用ツールが提供されるという。

 KDDIでは20日、誤って先に更新ファイルを公開していたが、その更新ファイルに誤りはなく、その際にアップデートしたユーザーは今回特に更新する必要はない。

 



(関口 聖)

2010/10/22 17:06