KDDI研、車載ディスプレイとスマートフォンの連携システム


 KDDI研究所は、車載ディスプレイを通してスマートフォンを利用するためのトータルシステムを開発した。

 発表された技術は、スマートフォンの表示画面を画面サイズがより大きい車載ディスプレイに転送し、タッチパネル式の車載ディスプレイでスマートフォンを遠隔操作するというもの。スマートフォンと車載ディスプレイ間は無線LANで通信する。

 また、スマートフォンへの電源供給はワイヤレス充電機能を利用し、画面転送や遠隔操作のみならず、スマートフォンをケーブル接続することなく充電も実現する。研究所では操作レスポンスの向上を図りながら、車以外の利用シーンでの展開なども検討していく。

 なお、今回の技術は、10月25日から韓国の釜山で開催される「ITS世界会議2010釜山」で展示する予定。

利用イメージ

 

(津田 啓夢)

2010/10/21 15:07