BlackBerryのPC向け同期ツールに脆弱性、ソフト更新開始


 NTTドコモは、BlackBerry端末購入時に同梱されるパソコン向けの同期ツール「BlackBerry Desktop Software」のWindows版にセキュリティの脆弱性が見つかったとして、不具合が修正された最新版アップデータを公開した。

 今回明らかにされた脆弱性は、遠隔操作コードを実行するようプログラムされ、ローカルネットワーク上に置かれた悪意のあるファイルをBlackBerry Desktop Softwareから開くと、悪意のあるユーザーの意図した動作が実行されてしまうというもの。悪意のあるユーザーにこの脆弱性をつかれた場合、パソコンに影響がある。

 ドコモでは、自動更新機能を利用してソフトウェアを更新するよう案内している。また、自動更新機能によるバージョンアップができない場合は、一旦パソコンからBlackBerry Desktop Softwareをアンインストールし、最新版ソフトウェアをダウンロード、再度インストールする。

 なお、ドコモによれば、今回の脆弱性に関するユーザーからの被害報告などは入っておらず、脆弱性は、端末の開発元であるResearch In Motion(RIM)から報告を受けたという。

 

(津田 啓夢)

2010/10/15 13:16