ソフトバンク、全国で「緊急地震速報」提供開始


 ソフトバンクモバイルは、一部地域で提供してきた携帯電話向けの「緊急地震速報」について、10月7日付けで全国で利用できるようになったと発表した。

 緊急地震速報は、大規模な地震が発生する可能性がある場合、気象庁から発表されるもの。全国各地に設置された地震計のデータを元に、地震の規模などを推定し、最大震度5弱以上と判定され、なおかつ震度4以上の強い揺れが発生するという地域に対し、一般向け緊急地震速報が提供される。

 携帯電話向けでは、NTTドコモやauがサービスを提供。ソフトバンクモバイルでも2009年秋から提供するとしていたが、その後延期され、今年8月25日より一部地域での提供がスタートした。今回、ソフトバンクモバイルでも全国で緊急地震速報が提供されるようになり、事前の申し込みやS!ベーシックパックの契約がなくとも、無料で利用できる。対応機種は現在「831N」のみで、「メール設定」の「緊急地震速報設定」を受信するよう設定する必要がある。

 ソフトバンクモバイルでは、対応機種について、8月のサービス開始時点では「市場の状況を見て判断する」としていたが、全国対応となった今回「順次拡大していく予定」とコメント。ただし、iPhoneなどのスマートフォンでの対応を含め、具体的な対応機種拡大時期については明らかにしていない。

 



(関口 聖)

2010/10/7 18:20