ソニー、電子書籍端末の最新モデルを日本でも発売へ


Reader Daily Edition

 米ソニーは、電子ペーパーディスプレイ搭載の電子書籍端末「Reader」シリーズの最新ラインナップを発表した。「Daily Edition」「Touch Edition」「Pocket Edition」の3つが発表されている。北米での価格は、「Daily Edition」が299ドル、「Touch Edition」が229ドル、「Pocket Edition」が179ドル。年末までに販売が開始される見込み。

 Readerシリーズは日本を含む各国で展開される予定。日本国内で販売される機種は現在未定で、電子書籍の販売サービスなどと合わせて改めて発表される見込み。

 発表された新しい「Reader」シリーズは、いずれもタッチパネルに対応する。高機能な「Daily Edition」は7インチの電子ペーパーを搭載。無線LAN機能に加えて北米向けの3Gデータ通信機能を搭載しており、2GBの内蔵メモリ、外部メモリスロットを搭載する。

 「Touch Edition」は6インチ、800×600ドット、16階調のモノクロ電子ペーパーを搭載し、2GBの内蔵メモリ、SDカード、メモリースティックDuoに対応した外部メモリカードスロットを備える。

 「Pocket Edition」は5インチ、800×600ドット、16階調のモノクロ電子ペーパーを搭載し、小型のボディが特徴。内蔵メモリは2GBとなっている。

 いずれもタッチ操作で閲覧でき、文書ファイルやPDFファイルを直感的に操作できる。北米ではReader向けの電子書籍ストアに120万タイトルが用意されている。また、パソコンなどに向けて提供している「Reader Desktop Edition」は、iPhoneやAndroidへの対応も行われる見込みで、これらの端末でもReader向けに購入した電子書籍を閲覧・管理できるようになる。

Reader Touch EditionReader Pocket Edition

 



(太田 亮三)

2010/9/2 19:31