KDDIとソフトバンク、公式サイトに対する取り組み強化を案内


 KDDIは、EZwebの公式サイトに対して監視体制の強化やガイドラインの改定などの取り組みを発表した。ソフトバンクモバイルでも同様の取り組みを行っているという内容の発表を行っている。

 今回両社から発表された内容は、EZwebやYahoo!ケータイの公式サイトについて、監視要員の増強などによる体制強化や、公式サイトのガイドラインの改定により、射幸心をあおって現金を景品とするサイトなどを禁止するもの。両社ともに、EZwebやYahoo!ケータイの公式メニューにおいて「懸賞サイト」として提供されていたサイトが、賭博にあたるとして運営会社社長らが逮捕された件を受け、これまで実施している取り組みを含めて案内したものという。

 KDDIでは、年齢認証情報をCGM(Consumer Generated Media)サービスへ提供することも案内している。ユーザーの年齢情報は、2009年2月より導入されている「利用者登録制度」の開始時から運用されているもの。KDDIでは、CGMサービスを提供する事業者と協力し、契約者(利用者)の年齢情報を用いた年齢認証システムを年内にも提供できるよう検討していく。なお、グリーでは7月14日、青少年ユーザーに対する取り組みとしてau向けSNS「au one GREE」において、KDDIが持つ年齢情報を使った認証システムを導入すべく、検討を開始したと発表している。

 一方、ソフトバンクモバイルでもフィルタリングサービスの改善を順次実施すると案内。時代にあわせたフィルタリングサービスにしていくとのことで、青少年にとって有害とされるサイトに対応していく。

 

(関口 聖)

2010/7/22 20:31