DeNAとドコモ、小説やイラストなどユーザー投稿型サイト


 ディー・エヌ・エー(DeNA)とNTTドコモは、ユーザーからの投稿により、小説やコミック、イラストなどさまざまなジャンルのコンテンツを扱う携帯電話向けサイト「E★エブリスタ」をオープンする。5月中旬にプレオープンとしてサービスを開始し、初夏にグランドオープンとなる予定。両社は4月1日に合弁会社「株式会社エブリスタ」を設立している。

 「E★エブリスタ」は、ユーザー投稿によるコンテンツ(UGC)を中心に扱うサイト。ケータイ小説、コミック、イラスト、写真、レシピ、俳句などさまざまなジャンルで投稿・閲覧ができる。同サイトではコンテンツを投稿するユーザーをクリエイターと位置づけ、総額700万円を超えるプレオープンを記念した投稿イベントを開催する予定。イベントでは書籍化などを検討するほか、連載作家権の付与を実施。月ごとに人気クリエイターに報酬を支払う仕組みも用意される。

 プレオープン記念として開催されるイベントは、幻冬舎と連携した「E★エブリスタ小説大賞」、角川コンテンツゲートと連携した「E★エブリスタ×角川コンテンツゲート コミック・イラスト大賞」、テレビアニメと連携した「TVアニメ『戦国BASARA 弐(ツー)』イラスト投稿イベント」、手塚プロダクションと連携した「手塚治虫作品 投稿イベント」が予定されている。

 投稿方法などの詳細は、サイト上で順次案内される。

 なお、合弁会社「株式会社エブリスタ」の出資金は16億円で、資本金8億円、資本準備金が8億円。出資比率はDeNAが70%、NTTドコモが30%。代表取締役社長はDeNA 執行役員の池田純氏。取締役にはDeNA、ドコモから3名ずつが選ばれている。

 

(太田 亮三)

2010/4/1 17:55