Opera、フルブラウザ2種類を正式版として提供


「Opera Mobile 10」Windows Mobile版

 Opera Softwareは、携帯電話向けのフルブラウザ「Opera Mini 5」「Opera Mobile 10」の2種類をそれぞれβ版から正式版に更新し、提供を開始した。利用料は無料。

 「Opera Mini 5」はJavaに対応した携帯電話およびBlackBerryで利用できるフルブラウザ。サーバーでレンダリングを行うタイプのブラウザで、Webサイトを閲覧する際は最大90%のデータの圧縮を行い、ページを読み込む負荷を軽減している。タブブラウジングやスピードダイヤル、パスワードマネージャーといった機能が用意されており、ハイエンドモデルでなくてもフルブラザの環境を提供する。なお、日本の携帯電話ではソフトバンクモバイルのノキア製端末で利用できる。Windows MobileとAndroid向けには、引き続きβ版として提供されている。

 「Opera Mobile 10」はWindows MobileとSymbian S60向けに提供されるフルブラウザ。開発者用のツール「Dragonfly」や圧縮・表示高速化技術「Opera Turbo」をはじめ、さまざまな機能を搭載する。なお、「Opera Mobile」シリーズはKDDIの携帯電話にPCサイトビューアーとして搭載されている。

 



(太田 亮三)

2010/3/17 12:54