ドコモ、パソコン向け「docomo ID」を他社サイトでも利用可能に

　NTTドコモは、Webサイトのログインに利用でき、契約者情報と紐付けた管理が可能な「docomo ID」を、9日より他社サイトでも使えるようにした。

　「docomo ID」は、登録したドコモのユーザーが利用できる、契約者情報と紐付けられたID。1つのIDだけで対応するさまざまなサービスにログインできるというもので、これまではドコモの「My docomo」や「ドコモコミュニティ」などで利用できた。3月9日からは他社のサイトでもこの仕組を利用できるようになり、ユーザーはdocomo IDを取得していれば、対応サイトにて新たに会員登録することなくログインできる。

　docomo IDには契約者情報や携帯電話との連携機能も用意されており、パソコン向けサイトのURLをiモードのメールに簡単に送信できる仕組みや、サイトで購入した商品の代金をドコモの携帯電話利用料に合算して支払う「ドコモ ケータイ払い」の仕組みも用意されている。

　他社におけるdocomo IDへの対応はこれから展開されるもので、現時点で対応サイトは登場していない。

　なお、ひとつのIDで複数のサービスにログインできるという取り組みでは、「OpenID」などが登場しており、Yahoo! JAPANやmixiなど国内の大手サイトで利用が可能になっている。