ドコモ、「サーバー関連設備のCO2排出、最大66％削減」と確認

　NTTドコモは、CO₂（二酸化炭素）排出量を削減するため設立した検証用データセンターでの技術検証により、最大66％、削減する効果があったと発表した。

　同社では、NTTファシリティーズと共同で、環境負荷低減の取り組みとして検証作業を開始。2009年2月から行ってきた第1期検証では、商用対応という省電力サーバーの採用や、サーバーの近くから冷却する部分空調設備、サーバーの排熱と空調の冷たい空気を分離する「アイルキャッピング」、サーバーの電源を直流給電に対応させるといった手法を用いることで、最大66％のCO₂排出量削減効果を実証した。

　2010年3月1日～2011年2月には、第2期検証が行われる。第2期では、負荷に応じて処理能力を変動できるサーバー設備を導入して消費電力を抑えたり、温度情報のリアルタイム監視、より細やかな空調制御などを行う。

　一方、第1期検証で得られた結果は、iモードセンターや社内システムなどにおいて、設備更改時期などで採用していく方針。