LG携帯のテレビCM発表会、蒼井優が登場


 LGエレクトロニクス・ジャパンは、NTTドコモ向けFOMA端末「L-04A」「L-06A」の販売開始に伴って、「LGジャパンモデル」のテレビCMを8月中旬より放送する。4日、都内の発表会場にはCMに出演する蒼井優が登場した。

 テレビCMには、蒼井優、温水洋一のほかに劇画キャラクターのゴルゴ13が出演する。CMは「L-04A」「L-06A」の製品にフォーカスをあてるだけでなく、意図的に一部の内容を伏せることで視聴者の関心を喚起するティザー手法を活用し、LGの企業ブランド向上も意図したもの。テレビCMはシリーズ化され順次放送される予定となっている。

 「L-04A」のCMでは、蒼井優らが動物のキャラクターに変身するほか、「L-06A」では、ゴルゴ13と蒼井優のかけあいによるGoogleサービスキー機能などがアピールされる。

 プレゼンテーションを行ったLGエレクトロニクス・ジャパンのモバイルコミュニケーション営業部長 首藤晃氏は、今回のテレビCMについて「LGが日本で本気でビジネスをしていく姿勢、意気込みを伝えられればと思う」と語った。

 LGエレクトロニクスは、世界各国に80以上の現地法人を設置し、従業員数は8万人を超える。2008年のグローバルでの売上げは450億米ドルとなる。また2008年の携帯電話出荷数は1億700万台で、ノキア、サムスン電子に続く世界第3位のポジションを得ている。2009年は6月末までに5300万台を出荷しており、首藤氏によれば「2008年と同等かそれを上回るペース」だという。

 日本におけるLGエレクトロニクスは、NTTドコモのみに端末を供給している。従来、海外で人気を得たモデルをカスタマイズして、日本向けに投入してきたが、今回の「L-04A」は日本向けに開発されたオリジナルモデルとなっている。LGでは世界8カ所にデザイン研究所を設置しており、日本のデザイン研究所が開発に貢献したという。


L-04AとL-06ALGエレクトロニクス・ジャパンの首藤氏LGのグローバル概況世界シェア
デザイン拠点「touch & kawaii」がテーマのL-04AGoogle連携機能を用意したL-06AテレビCM

蒼井優が登場

 発表会に登場した蒼井優は、撮影時の感想を聞かれると、複数パターンのCMを2日間でバタバタしていたこと語り、「まさかゴルゴさんと共演できるとは思わなかった」と、感想を述べた。

 さらに「L-04A」については、「はじめてタッチパネルを経験した。すごく楽しくてずっと触っていたいと思った。黄色のケータイを持っていると周りの人からいいねってほめられる」などと話した。

 飲食店やケーキ屋さんの情報を登録するのが好きだという蒼井優。このため、お気に入りの機能を聞かれると、「電話帳」と答えていた。携帯電話は外観で選ぶそうで、「機能にくわしくないけど、毎日持っているものなのでかわいかったり、かっこよかったりするものがいい」という。

 このほか、ケータイの印象については「ないと困るけど、忘れたからって動揺しません。機能性を備えたアクセサリーの感覚」などと語った。


 



(津田 啓夢)

2009/8/4 16:28